引き続き 美の女神は細部に宿る
前回に続いて、コバ関連の話です。コバというより「ウェルト」といった方が正確かもしれないですね。「グッドイヤーウェルト製法」聞いたことある方が多いと思います。靴の製法としてはメジャーです。アッパーに縫い付けられた「ウェルト」と呼ばれる部分とソール部分を縫い合わせて靴にする製法。ウェルト部分には革が使われていて、縫い糸には蝋を含ませています。
今回はウェルト部分のケアについて。ウェルトはホコリや汚れが溜まりやすい部分です。革を使用したウェルトには油分も必要。また、縫い糸の蝋は長年の使用で取れていくので、蝋も再び塗りたいところ。①まずは、竹ヨージを使ってホコリ、汚れの除去から。
あまり見ない形状のブラシかもしれないですね。コレが最高に役立つんです。ウェルトとアッパーの隙間にもアプローチしやすい形状で、しっかり汚れをかき出します。
②ポリッシュ(無ければ乳化性クリームでもOK)を使って、蝋分・油分を与えます。ポリッシュの色は無色で。
ポリッシュは蝋と油脂で構成されています。ウェルトの革には油分を。縫い糸には蝋分を。最高のバランス。竹ヨージにポリッシュを付けて、ウェルトに塗りこんでいきます。
縫い糸に蝋を与えることで、糸の強度、防水性が向上します。また、ウェルトの革に油分を与えることでウェルト自体の寿命も延びます。ウェルト部分のケアは見落としがちですが、靴の寿命に関係する大事なケア。そしてケアをすれば、間違いなくキレイになります。美の女神は細部に宿ります。
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